Suzu Masa ブログ

辛酸なめた男が美容室「経営」をリアル・ガチで語る

2021-01-01から1年間の記事一覧

業務委託・シェアサロン 成長の限界

社会保険料徴収の脅威 雇用が失われる‥‥ 今から10年以上前になると思いますが、このテーマで、かつて発行していた業界雑誌で特集を組み、またセミナーも何度か行いました。 きっかけは、理美容室へも社会保険徴収の荒波は押し寄せる、この荒波は避けて通れな…

経営の差は思考力の差

考える力とは? 今の日本人は考える力がなくなったと言われています。 偏差値教育や○×式の回答ばかりでは、考える力など養われるはずがないという意見もあります。 だから、イノベーティブな起業家もビジョンを語れる政治家も出て来ない。 この辺が諸外国に…

【美容室の解決すべき根本問題】<後編>

100年遅れの営業スタイル マーケティングを語らせたら業界で私の右に出るものはいないと自負するSuzu Masa です:笑 まず、前回の復習です。 マーケティングの神様コトラーのマーケティング・テーゼの変遷です。ここをしっかり押さえておきましょう。 ・マー…

【美容室の解決すべき根本問題】<前編>

枝葉のことで騒ぐ こんな時代です。 少しでも不安を解消しようとしてか、やれ新製品・新メニューだとか、画期的集客方法だとか、副業とか、こっちの水は甘いぞとばかりに、さかんに吹聴する人がいます。 反対に、いたずらに不安を煽って、よくない方向へ誘導…

【広告コピーライティング講座】 その2「異化効果」

予定調和では響かない シリーズ・広告コピーライティングの2回目です。1回目の「韻を踏む」をまだお読みでない方はあわせてお読みください。 言葉は予定調和で使ったとして、せいぜい肯定する意見であっても、その通りだよね、で終わってしまいます。だから…

窮したときに涙する先賢の言葉

無策が招くコロナ禍の窮状 物事は順調に行くことはまれです。大抵は日々発生する問題に取り囲まれています。生きることであれ、事業をやっていることであれ、同じです。 「人の一生は重い荷を負うて行くが如し」 とは徳川家康の名言です。 なかでも大きな問…

【広告コピーライティング講座】 その1「韻を踏む」

感染源は言葉 世が世です。カミュの『ペスト』が売れているようですね。 しかしペストの主題は病原菌ではありません。 「言葉」・・その感染力はすさまじい。 言葉こそ病原菌以上の感染源であると著者はいうわけです。 「ペンは剣よりも強し」 「はじめに言…

器量と度量

器量と度量の違い リーダーシップの資質を云々する場合、「器量」と「度量」という言い方があります。 「器量」とは、仕事における対処能力のことであり、「度量」とは、他人からの批判でも、他人の失敗でも、受け入れる心の広さのことです。 陰陽で考えると…

【経営の原理原則】シリーズ㊷~㊺+番外編(最終回)

5つある利益 【経営の原理原則】その42 「5つの利益と営業利益の重要性」 決算書の損益計算書(P/L)には5つの利益が記されています。 ・売上総利益(粗利益) ・営業利益 ・経常利益 ・税引前利益 ・税引後利益 どれも重要な項目です。内容をきちんと把握で…

とうとう2兆円の大台を割り込んだ市場規模 今後は一気に廃業の動き?

理美容2020年の市場規模 矢野経済研究所の「理美容市場規模推移と予測」データを紹介します。 だいたい業界で発表される統計データほど当てにならないものはありません。たとえば厚労省で発表される全国の店舗数ですが、かさ上げされた数字のままで、実態を…

【経営の原理原則】シリーズ㊵~㊶

あなたのお店の価値とは何か 【経営の原理原則】その40 「価格を下げるのではなく、価値を上げる」 これも原理原則中の原理原則です。 でも、アタマでは理解できるが、実行するとなると難しい。その辺が多くの声でしょうか。 ここで鉄板の価値を上げる方策を…

債務超過と事業承継

債務超過はどれくらいあるか? 債務超過に陥っている企業はどれくらいなのでしょうか。 中小企業庁が発表した「中小企業白書」(2019年)によると、全体の35%ということです。 問題は、2010年度のコロナ緊急融資によって債務超過はどのくらい増加したのかと…

【経営の原理原則】シリーズ㊲~㊴

損益分岐点と安全余裕率 【経営の原理原則】その37 「潰したくないなら損益分岐点を知れ」 今、私の主宰している「MASAサロン経営研究会」では専用のFacebookページを設けています。 https://www.facebook.com/masa.salonkeiei ここで財務に関する投稿をここ…

【経営の原理原則】シリーズ㉞~㊱

広告宣伝費の費用対効果測定 たとえば広告宣伝費に10万円かけたとします。 結果、売上が10万円アップしたとして、元が取れたと判断するのは、まったく財務がわからない人です。 また、広告効果の評価指標は、ROIやROAS、CPAなんていうのがありますが、額面通…

【経営の原理原則】シリーズ㉛~㉝

イノベーションの絶好の機会 【経営の原理原則】その㉛ 「大きな変化はイノベーションの絶好の機会」 どんな仕事も、どのような産業も、未来へ向けて持続・発展していけるという目算が立つのであれば、イノベーションは起こりようがありません。 イノベーシ…

【経営の原理原則】シリーズ㉖~㉚

企業活動のすべてを統合する 【経営の原理原則】その㉖ 「マーケティングとは経営の全体のことである」 「マーケティングは、販売よりもはるかに大きな活動である。 それは専門化されるべき活動ではなく、全事業にかかる活動である。」(ドラッカー) マーケテ…

【経営の原理原則】シリーズ⑲~㉕

土俵は自分で用意する 【経営の原理原則】その⑲ 「同じ土俵で戦わない」 資本力も違えば店舗規模も違います。にもかかわらず、客層、メニュー構成、料金設定、営業時間といった同じ土俵で戦おうとする。 だから、負けるのです。 こんな格言があります。 「美…

【経営の原理原則】シリーズ⑬~⑱

だったら美容師お辞めなさい 【経営の原理原則】その⑬ 「店販品売上は信頼のバロメーター」 この原理原則シリーズの第1回目に「顧客が求めているのは問題点の解決策である」と述べました。 解決するためには、サロンでの施術ばかりでなく、日頃のお手入れ、…

【経営の原理原則】シリーズ⑧~⑫

売上予測が5%と狂わない 【経営の原理原則】その⑧ 「理美容業はフロービジネスの典型。それをいかにストックビジネスへとシフトしていくかで経営の安定性は高まる」 理美容業は典型的なフロービジネス。言ってみれば、来店するかしないかは、たとえ予約制度…

【経営の原理原則】シリーズ①~⑦

好評の原理原則シリーズ Facebookに連続で投稿して好評だった「経営の原理原則」シリーズ。 内容を多少改訂してまとめてみました。 今回は①から⑦まで。 混迷を極める現代だからこそ、経営の原点、基本のキに返ることはとても重要なことです。はっきりしまし…

ポジティブ志向の落とし穴

ポジティブ礼賛の風潮 世はポジティブ志向礼賛といった風潮があります。そう、“風潮”なのですから、確かな根拠があって礼賛しているわけではありません。 しかし風潮にしては、人物への評価や物事の価値判断に大きな影響を与えているようです。 私の場合、お…

特定の顧客にフォーカスしよう!

孫さんの事業の原動力 なにをするにも漠然とではいけません。フォーカスするべきです。 フォーカスした具体的な思いはビジネス成功の原動力でしょう。 あの孫正義さんは、その総資産は2兆円と言われていますが、起業の原動力は「家族の将来は自分が守る」で…

見過ごせない 言葉の表記のミス

ブランディングが台無し SNSなどの爆発的な定着は、おのずと発信力が求められ、発信力がモノを言う時代となりました。自己あるいは自社のブランディングにとって発信力は必須のスキルとなったようです。 そうなると、とても気になることがあるのですね。 そ…

枕上・馬上・厠上の三上磨練

寸陰を惜しむ 私淑する東洋思想の泰斗(たいと)・安岡正篤師によると、「寸陰を惜しむ」として、その惜しむ時間と場所は3つあると指摘されています。 寸陰とは、わずかの時間のことで、その寸陰を惜しむ。 現代人は超多忙ですが、多忙であっても寸陰を惜し…

よせばいいのにSuzu Masaが経営塾を立ち上げたってよ

いつまで続く緊急事態 再発令された緊急事態はいつまで続く・・・1年先も見通せず、それよりも一寸先も闇の中という状況下、東京商工リサーチの発表は大変興味深い内容でした。 なんでも、中小企業のうち約半数は事業の再構築を実施しているか、あるいは事…

緊急事態宣言ですごいビジネスチャンスがやってきた!

アウトサイダーの眼を持つ 表題を見て、何を言ってるんだ、ビジネスチャンスどころか、ノーチャンスじゃないか。寝言を言うのもいい加減にしろ! そんな非難やお叱りを受けそうです。重々承知しています。 でも、大多数の人がそういう反応をするという、“大…

「離見の見」こそ経営の極致である

「我見」では未熟でダメだ 能楽の最高極致に「離見の見」があります。能芸の大成者である世阿弥の命名です。 どういうものかというと、己の舞に没入している演者は陶酔して舞っているのですが、それでは未熟で駄目だ、と説いているのですね。 「舞に、目前心…

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初出掲載:2020 年3 月19 日