2019-01-01から1年間の記事一覧
根拠のない値下げの横行 当たり前のように施術料金を20%OFF、30%OFF、なかには50%OFFなんて値引きをしている広告を見かけます。こんなに頻繁に見かけると、はたして正規の料金自体を疑ってかかってしまいますよね。 そして、その値引きが果たしてどれだけの…
欲求の大きな移り変わり 顧客の欲求には次のような大きな変遷があります。いわばメガトレンド級の変化です。 [1] 名詞的欲求 [2] 動詞的欲求 [3] 形容詞的欲求 それぞれの欲求をざっと説明します。 [1] 名詞的欲求とは、カットだったらカット、パーマだ…
新規集客のクーポンビジネス なにかと問題の多いHPB(ホットペッパービューティー)ですね。 理美容業の市場はここ5年間でおよそ500億円の市場を失い、反対にHPBは、IR情報からの推測ですが500億円の売上を達成しました。なんだかねぇ~と砂を噛むような味気…
不振の根本原因とは? 【5】本末転倒 美容業界は理容業界も含めて、ズバリ「本末転倒」業界です。だから、業界はいつまでたっても浮上しない。いや、浮上しないどころか、沈むばっかりです。 本末転倒とは、大事なことをおろそかにして、どうでもいいことの…
名選手 名監督にあらず 親戚に不幸があり、通夜、告別式と連チャンでブログを書く時間が取れませんでした。ことは単純に運びません。通夜の最中に悲報が飛び込んできて、実家の隣の家のご母堂が急逝したと。葬儀の掛け持ちでてんやわんやの大忙し。そういえ…
弱者が勝つ戦い方とは? 【3】メニューの多様化 ●孫子の兵法 まず、最古にして最高の兵法書と称される『孫子の兵法』を取り上げます。その成立の裏には、古代中国の長い戦乱の歴史と、生き残りをかけた「不敗」の真理が説かれています。その「真理」は、もち…
広告宣伝費の目安は? [2]広告宣伝費の肥大化 美容室経営5つのNG、今回は[2]広告宣伝費の肥大化です。 広告宣伝費はいくらが相応しいのか。目安はありません。よく売上に対する広告宣伝費はいくらか、なんて他店の数値に関心を持ちますね。また、〇%が適切…
美容室経営5つのNGとは? 美容室経営において以下の5つのNGがあります。経営者として絶対やってはいけないことです。これをやると、遅かれ早かれ市場から追い出されます。かつて投稿した「中小企業いじめの安倍政権下、絶対やってはいけない4つのこと」と併…
まるで新興宗教の集まり かつてこんな光景を目撃しました。 確か山中湖に面した研修施設。駐車場には高級外車がずらりと並んでいます。広い研修所に入ってみると、小グループに分かれた人たちが車座になって、主役を今や遅しと待ち続けます。すると場内は突…
美容室の倒産は過去最多 世の中はしっかりとした情報武装をして勉強し行動をした人が勝ちます。反対に、自分にとって必要な情報が見極められず、溢れるほどの情報に飲みこまれて、あっちにふらふら、こっちにふらふらと情報に惑わされ、情報を食い散らかすば…
中小サロンの6割は経営不振という現実 中小企業の7割は赤字。理美容サロンとて同じこと、6割が経営不振に陥っています(TKC調査)。今回の消費税増税でさらに赤字の割合は増えていくでしょう。 こうなると途端に資金繰りが苦しくなります。でも、お店は絶…
中小零細つぶしの安倍政権 安倍政権とは一言で言えば中小零細企業イジメ政権だと思います。 消費税増税自体もそうですが、それにともなう買い控えに対応すべく生まれたキャッシュレス決済・ポイント還元制度。当初は200万店が導入するとしていたのですが、実…
年収は平均ではなく「中央値」で判断する 当ブログの読者の方ならマーケティングの重要性は認識されていると思います。美容室や理容室、アイラッシュサロン、ネイルサロン、エステティックサロンは地域密着型のビジネスですから、その地域で勝つための適切な…
正しいプロモーション活動 最後はプロモーション活動です(前回のブログの続きですから、まだお読みでない人は前回の記事をお読みくださいね)。上位層に届く確率の高い広告宣伝活動です。お勧めはGIS(地理情報システム:郵便局でタダで利用可能)です。タ…
ああ勘違い!販促だけ独り歩きしてしまう現実 とても重要なことなので、深くご理解いただくために2回にわたってお伝えします。 単なる販促(プロモーション活動)をマーケティングと称している人が多くいますが、単純な間違いです。マーケティングの「4P」っ…
まず前回までの復習 今回は「人時生産性に直結した給与システム」その応用編です。これで給与システムの連載は最後になります。 その前に重要なことの復習です。この給与システムの基本的な考え方です。 給与の原資は「売上」であり、売上に対する人件費率を…
施術工程ごとの時間と単価を決める いよいよ「人時生産性に直結した給与システム」の内容に入っていきますが、支給する給料の原資は売り上げであるという原則をよく理解していただきたいのです。売り上げとは、提供した技術や店販品に対して、お客様が支払っ…
給与システムの決定版は存在しない 前回のメルマガで予告した通り、今回は「人時生産性に直結した給与システム」をお伝えします。 どんなサロンでも“これだ、という給与システムがない”のが現状でしょう。理美容業界に限らず、あらゆる業種業態においても事…
業界に相性のいい経営指標 今回は生産性の話をします。業界では生産性を売上高として解釈する例が多くありますが、厳密にいうと生産性と売上高はイコールではありません。そもそも生産性とは、投入量(インプット)に対する産出量(アウトプット)の割合です…
どうでもよい部分に注力ばかり 現在の理美容業界の現状は枝葉末節の状態に置かれていると言っても過言ではないでしょう。枝葉末節とは、本質から外れた些末なことに翻弄されているということです。本質を忘れた経営の行き着く先は真っ暗の闇です。なぜなら、…
根本の問題がわからない よく経営者の方に相談を受けるのですが、根本の問題をわかっていない例が多いのです。これこそ「問題」です。(別に言葉遊びをしているわけではありません) 「スタッフがすぐ辞める」 だから、問題なのではありません。正しくは、ス…
結論から言います。マーケティングの能力です。 かつては技術力の時代と言われました。技術の優劣がサロンの浮沈を決定づけた。 それから、技術の優劣を通り越して、経営力の時代と言われるようになりました。 そして現在は、経営力にプラスしてマーケティン…
市場を変える/社会を変える 現在の経営の共通テーマは「イノベーション」です。あらゆる業種業態にわたって共通のテーマでしょう。 イノベーションを起こさなければ、この閉塞状況は打破できない。そう、従来のビジネスモデルが疲弊をきたし、従来の延長線上…
経営とは原理原則 経営とは原理原則、あとはその時々のトレンドで表面加工すればよい。 つくづくそう思います。 原理原則から離れてトレンドばかり追いかけると、糸の切れた凧のようになって、あっちに流され、こっちに流され‥‥。落下してしまうのは時間の問…
鶴でさえ恩返し 「感謝」ってじつに便利な言葉です。 WEB上でもメディアでも、さかんに感謝の言葉が溢れ、感謝しない人間は極悪人、人間以下とさえ言われかねないほどで、こうなると感謝の押し売り、感謝ファッショといった様相を呈してきていると思うのは私…
「私」という概念が生まれたのはたぶん農耕文化の弥生時代から。 なぜなら、農耕を営むことによって私有財産という考えが芽生えたからです。 「私」とは穀物(禾)を囲む(ㇺ)という語源からしてそうです。 私有財産という考えは「私」と「私以外の人」とを…