Suzu Masa ブログ

辛酸なめた男が美容室「経営」をリアル・ガチで語る

「右腕」は育ててはいけない

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経営者のやることは多岐にわたります。

以前の当ブログで「[どんだけ~!]な経営者」でも述べましたが、処理すべき仕事の山と決断の連続です。

 

そこで自分のことをわかってくれて、処理すべき仕事を振っても大丈夫な人、そして経営者の孤独を分かち合える人として「右腕」を経営者は欲するものです。

 

事実、当業界にも、その名も“右腕を養成する塾”なるものもあるようです。

 

 

 

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  でも、はっきり言って「右腕」にはこだわるなと言いたいのです。

 

なぜか?

 

「右腕」は育てるものではなく、自然に育ってくるものだからです。

まして、事前に指名するものでもありません。

 

育ててはいけないその理由

 

お前が右腕だと指名したときから、指名されなかった人から「なぜあの人が‥」「自分じゃないのか‥」といった疑問がわき上がってきます。

そういう疑問をかかえたまま、「右腕」の下のレイヤーにつく幹部はおもしろいはずがありません。

「右腕」と指名したときから組織はぎくしゃくしてくるのです。

 

だから「右腕」とは育てるものではなく、自然に育ってくるもの。

 

だからといって自然発生的に育ってくるものではありません。

そうなる環境を作ることです。

 

その環境とは「トップマネジメント・チーム」を作ることなのです。

トップマネジメント・チームがなぜ必要なのか、トップマネジメント・チームの作り方についてはなぜ組織は大きく変われないのか?で説明しましたのでここでは繰り返しません。

 

チームを作り何度かミーティングを重ねていくうちに、リーダーシップを発揮する人が必ず出てきます。異なる意見を整理しまとめ上げ、一定の結論へと導く人。

 

それこそまさに人格が備わった人で「右腕」に相応しい人なのです。

誰も文句は言いません。

みんなが認めるリーダーだからです。

 

「右腕」は人格がつくる

 

ドラッカーはこう言っています。

 

「一人の力で成功することは絶対にない。

一人の力が他人の協力を得たとき初めて事業は成功する。
そして、協力が得られるのは鋭さでなく、
人格の力である。」

「右腕」は育てるものではなく、育つもの。

人格のある人が無理なく自然に輩出してくるのです。

その環境を作るのがトップマネジメント・チームなのです。

この順番を間違えてはいけません。

 

「徳は孤(こ)ならず。必ず隣(となり)あり。」

―徳のある人は孤立しない。必ず(徳を慕って)親しい人たちがあつまってくるものだ。

論語

 

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初出掲載:2020 年3 月19 日